口腔外科

Tel.0952-27-7011

口腔外科とは

口腔外科では主に以下のような診療を行なっています。

  • 抜歯(虫歯、親知らず等)
  • 歯の移植(自家歯牙移植)
  • 歯の再植(歯牙再植)
  • 舌小帯・頬小帯の形成手術
  • インプラントの埋入手術
  • 骨造成(GBR)法
  • 歯周外科(歯周病・審美)

親知らずの抜歯について

親知らずの抜歯に最も適した年齢は18~21歳ごろです

この年齢を過ぎると根が完成してしまうので、抜歯の難易度が上がってきます。治りももちろん早いので、痛みがないこの時期に抜くことをお勧めいたします。もちろんこの年齢ではなくても、親知らずが周りにトラブルを起こしている場合は抜いたほうがいいです。

親知らずの生え方は様々ですが、現代人は顎の大きさが小さいため、真っすぐに生えられず骨の中で横向きにひっかかっている場合が多いです。

問題点

正常に咬み合って何の問題もない親知らずであれば抜く必要はありません。むしろ移植のために大事にすべきです。しかし、以下のようなトラブルを起こしているような場合は、「親知らず」を抜いてその他の正常な歯の健康を維持したほうが良い場合があります。

1.歯茎が腫れる

親知らずはブラシが届きにくく磨き残しが多いと、不潔になり歯茎が腫れたりしやすいです。放ったままにしておくと手前の健康な歯をも失うことがあります。

2.虫歯になる

ブラッシングが難しいため親知らずが虫歯になりやすいのはもちろん、手前の歯が虫歯になることがあります。

3.歯周病がすすむ

ブラッシングが難しいため歯肉炎から気づかないうちに手前の歯が歯周病になることがあります。

4.下の歯茎を噛んでしまう

歯は接触する所まで出てくる性質があります。上の親知らずの場合は下の歯と咬んでいないと下の歯茎を咬みこみ、傷を作ってしまうことがあります。

5.歯が前に倒され、歯並びが悪くなる

真っ直ぐ生えていない親知らずに手前の歯が押されて歯並びが悪くなることがあります。かみ合わせが悪くなり、顎関節症や体のバランスが崩れることがあります。※特に人生に大きく影響を与える時期(大学受験・就職活動など)に、痛みが継続的に発生する可能性があります。

当院ではCT撮影をして治療を行います。

CTは通常のレントゲンとは異なり、立体的に歯の形・神経との位置関係を診断することが出来ます。より確実に診断することで、最善の治療方法を導き出すことが可能となります。

一般的なパノラマレントゲン一般的なパノラマレントゲン

CT撮影画像CT撮影画像

親知らずは放おっておくと、様々な問題を誘発させる可能性があります。可能な限り痛くなる前に検査をし、今後の処置について相談してください。アフターケアの指導や親知らずの注意点等もわかりやすく説明させていただきますので、お悩みの方は、一度フジセデンタルクリニックへお越しください。

歯の移植(自家歯牙移植)について

残せない歯、または失った部位に、ご自分のお口の中にある歯を移し変える治療です。奥歯の失われた部位に親知らずを利用する場合がほとんどです。

通常は、1本の歯が抜歯になってしまうとブリッジになることが多くなります。しかし、ブリッジには欠損歯の両隣の歯を多く削らなくてはならない欠点があります。これに対して今ではインプラントが選択されています。インプラントはブリッジのように両隣の歯を削らずにすむという大きな利点があります。

しかしインプラントそのものは、どんなに品質が良くなったとしても人工物には変わりありません。治療が成功すれば、もともと生えている歯と歯周組織の状態はほとんど同じ状態になりますので、骨と直接結合しているインプラントよりも自然な噛み応えが得られます。ただし、治療の成功には移植する歯の状態が大きく影響を及ぼしますので、自家歯牙移植の適応症は非常に限られてしまいます。

親知らずがあったとしても、必ずしもできる治療ではないということです。そして、抜いてみなければ分からないことが多く、術前には不確定な要素が多いことも、デメリットとしてあげられます。デメリットもありますが、自分の歯で噛めるということはとても大事なのです。どんなに優れた義足も本当の足にはなれません。いずれは義足になるとわかっていても、使えなくなるまで自分の足で歩きたいですよね。

咬み合わせに関係していない親知らずを移植したケース

咬み合わせに関係していない親知らずを移植したケース

移植前移植前

移植直後移植直後

当院は、移植できる歯があれば、まずブリッジやインプラントよりも自家歯牙移植という治療法をおすすめします。

Tel.0952-27-7011

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